『藍研究所』の進捗状況についてご報告

公開日 2019年10月29日

      藍研究所(仮称)が完成しました!

ガバメントクラウドファンディングにご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

 

藍住町では、悲願である阿波藍の復活(すくもづくり)をめざし、2019年1月8日~3月31日の期間にガバメントクラウドファンディングを行いました。その結果、59人の方から予定額を上回る1,132,000円のご寄附をいただき、藍研究所の建設費用に充てることができました。

皆さま、ご寄附並びに力強い励ましのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。

現在は、多くの方にお力をお借りし、初めての作業工程をこなし「寝せ込み」といわれる作業を行っている最中です。

本事業の要となっている藍住町地域おこし協力隊の4人は、2019年4月からほぼ毎日、藍の畑を耕し藍を大事に育て大変な作業を続けています。その努力が実り、もう一息で藍住町産の【すくも】ができるところまできています。

また、藍師や藍染め師の方には、手厚くご指導いただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。

 

藍住町長  髙橋 英夫

 

作業内容

現在行っている作業は、『寝せ込み』です。

5~7日ごとに水を打ち、切り返しを行い発酵を促すというものです。

4回目の切り返の際に2番刈りの葉藍を加えました。

 

作業風景

 

外観

 

【藍栽培の工程】

1月~2月  原肥の施用 

       ・タデアイの栽培には大量の養分が必要となります。

3月上旬   種まき

4月上旬  苗の定植

4~6月  かん水・除草・追肥・土寄せ

       ・良質のすくもを作るには、不純物となる雑草の除去は必須です。

       ・こまめな管理を3か月続けます。

7月    1番刈り

9月    2番刈り

       ・藍刈は晴天日に行います。

       ・炎天下での作業となり、10a刈り終えるのに3日間かかります。

7月    藍粉成し(あいこなし)

9月    藍粉成し(あいこなし)

       ・収穫した藍は、粉砕機で細かく裁断し葉と茎に分けます。

       ・乾燥した葉を「葉藍」と言い、「すくも」の原料となります。

 

天然染料【すくも】づくり

9月下旬  寝せ込み開始

       ・一番刈りの葉藍を「寝床」と呼ばれる土間に山積みし、適量の水をかけ、良く混ぜ合わせます。

        「すくも」生産開始です!

10月~12月 水打ち・切り返し

       ・5~7日ごとに水を打ち、切り返しを行い発行を促します。

        4回目の切り返しの際、2番刈りの葉藍を加えます。

 

 

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