公開日 2010年03月10日
都市計画施設として下水道の果たす役割は、大きくわけて、公共用水域の水質保全と生活環境の改善です。
公共下水道ができると・・・
1.川や海がきれいになります | 2.町がきれいになります | 3.浄化槽がいらなくなります |
川や海を汚さないように、家庭や工場から出る汚水を浄化センターできれいにし、さらに一般の浄化槽では処理できない窒素・リンも処理してから放流しますので、川や海の水質保全が図られます。 |
生活雑排水が道路側溝や水路などに流れなくなることで、悪臭やハエ、蚊などの発生が少なくなりますので、衛生的で快適になります。 |
清潔で快適な水洗トイレが使用できます。また、浄化槽や汲み取り槽が不要になるため、敷地内の悪臭がなくなるほか、法定検査や汚泥の引き抜きなどの面倒な維持管理がなくなります。 |
公共下水道のしくみ
(1) 排水設備
台所、トイレ、風呂などの汚水を集めるために敷地内に設置する排水管やますをいいます。個人で設置し、補修や点検などの管理をしていただきます。
下水道の方式には、雨水を汚水と一緒に流す「合流式」と、別々に流す「分流式」の2つがあります。藍住町は「分流式」を採用していますので、雨どいや敷地雨水は、汚水の排水設備とは別にしてください。
(2) 公共汚水ます
敷地から公道に埋設された下水道管渠へ汚水を流すために、下水道管渠と排水設備とを接続する場所に「公共汚水ます」を設けます。
公共汚水ますの管理は藍住町が行いますので、維持管理上の支障のない場所に設置します。
(3) 下水道管渠(かんきょ)
下水道管渠は道路の下に埋設される下水道本管をいいます。家庭の台所や浴室、工場等から排出される汚水を浄化センターに運ぶ役目をします。点検や管理のために、一定の距離ごとに設置されるマンホールを含みます。
なお、下水道管渠のうち、町内の敷地から汚水を集める管渠は藍住町が、また市町を結んで浄化センターに送る管渠は徳島県が設置します。
(4) ポンプ場
汚水を自然に流すために管の深さが深くなり過ぎる場合に、ポンプ場を設けることがあります。
(5) 浄化センター(アクアきらら月見が丘)
汚水を処理して安全できれいな水にしてから海や川に放流するための施設で、徳島県が運転、管理をします。