公開日 2019年11月01日
1 趣 旨
戦国時代、阿波の中心であった「勝瑞」。様々な角度からその深層に迫ります。
今回は、中世阿波における細川氏の実像について学習したいと思います。
2 開催日程・内容
【第1回】
日時:12月14日(土)午後1時30分~3時
内容:「中世阿波の信仰と細川氏」
〔講師〕長谷川賢二 氏(徳島県立博物館副館長)
‐多くの武将たちは神や仏を深く信仰していました。戦場で命のやり取りをする武将たちにとって信仰心は非常に重要なことであったのです。
ここでは、中世阿波の信仰と細川氏がどのように関わっていたのかお話しいただきます。
【第2回】
日時:1月25日(土)午後1時30分~3時
内容:「細川一族の文芸~阿波細川氏を中心として」
〔講師〕須藤茂樹 氏(四国大学教授)
‐武将は文化面でも時代の先駆者であり、中央の文化人を庇護し、自らも様々な教養を身につけるなど、文化の育成・発展に多大な功績がありました。
細川一族は文芸についてどのように考え、どのように受容し習得したのかお話しいただきます。
【第3回】
日時:2月22日(土)午後1時30分~3時
内容:「戦国期の京都の景観と生活~細川管領邸とその周辺」
〔講師〕山田邦和 氏(同志社女子大学教授)
‐中世日本最大の都市である京都の文化は、全国に大きな影響を及ぼしていました。勝瑞は、都を想定しうるローカルモデルとしての位置づけがなされる遺跡であると
評価されています。ここでは、考古学が明らかにした戦国期の京都の景観やそこでの生活についてお話しいただきます。
【第4回】勝瑞城シンポジウム~中世細川氏の実像
日時:3月14日(土)午後1時~5時
内容:〇講 演「細川澄元・晴元父子の上洛戦」
〔講師〕馬部隆弘 氏(大阪大谷大学准教授)
‐阿波守護家出身の細川澄元は、宗家である細川京兆家の養子となりますが、すぐに京都を追われます。
それ以後に展開した、澄元と息子晴元による京都復帰計画についてお話しいただきます。
〇報 告「阿波細川氏の遺跡としての勝瑞」
〔報告者〕重見髙博(藍住町教育委員会課長補佐)
‐勝瑞は、勝瑞城館跡の国史跡指定以来、阿波三好家の遺跡として評価されてきましたが、そもそもは阿波細川家の本拠地であったことを忘れてはなりません。
今までの発掘調査において確認されている、細川氏の足跡を確認したいと思います。
〇パネルディスカッション「中世細川氏の実像」
〔コーディネーター〕須藤茂樹 氏
〔パネラー〕馬部隆弘 氏、長谷川賢二 氏、重見髙博
3 開催場所
藍住町コミュニティセンター 町民シアター (藍住町合同庁舎4階)
4 受 講 料
無料
5 定 員
250名
6 申込み等
不 要
7 問い合わせ先
藍住町教育委員会事務局 ℡088-637-3128