公開日 2024年01月05日
<目次>
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新年のあいさつ(令和6年1月)
新年あけましておめでとうございます。
令和6年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと存じます。
日頃から、町民の皆様から賜りました町政へのご協力の数々、この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
さて、年頭にあたり、現在実施しております主な事業及び今年の取組の状況と町政に臨む姿勢を申し上げ、一層のご理解とご協力をお願いしたいと思います。
物価高対策
今月下旬から住民税非課税世帯に7万円の支給を開始し、4月上旬からは18歳までの子どもと、75歳以上の高齢者の皆様に5,000円分の商品券をお届けすることとしています。国では、定額減税に併せ、住民税均等割のみ課税世帯への支援なども予定されています。
厳しい経済環境下にある町民の皆様の生活や事業活動への影響緩和に積極的に取り組んでまいります。
町政情報の発信
「新たなメール配信システム」と「町公式LINE」の導入を進めています。画像ファイル等の添付により、現行の「藍メール」以上に視覚的に分かりやすい情報の配信が可能となり、「町公式LINE」では、利用者ニーズに合わせた受信情報の選択が可能となります。
今後本格運用に向けた調整を進めてまいります。
子ども・子育て支援
今年4月に子育て世帯を包括的に支援する「こども家庭センター」を設置いたします。児童福祉と母子保健の連携を強化し、妊娠から出産、子育てまで、切れ目のない支援を一層充実させてまいります。
また、男性の育児参加を促進するため、育児休業を取得した男性に対し奨励金を交付する本町独自の取組を検討しています。
高齢者施策
現在、令和6年度から8年度を計画期間とする「第9期介護保険事業計画及び高齢者福祉計画」の策定を進めています。
この計画を基に高齢者の皆様が住み慣れた地域や家庭で、健康に暮らし続けられる体制づくりを推進します。
また、高齢者の皆様の移動支援施策(タクシー券事業)については、対象者の要件などを見直し、より一層利用しやすい事業となるよう検討を進めます。
防災対策
「南海トラフ巨大地震」への対策として、発災時に災害対策本部を設置する合同庁舎に太陽光発電設備を設置し、発災時の廃棄物の受入れ態勢等を確保するため、西クリーンステーションにおいても導入調査を進めています。
また、「東中富桜づつみ公園」のバーベキューエリアについては、管理棟や炊事場、太陽光発電設備等を設置し、災害時には炊き出しやテント避難所等として、平常時には憩いの広場として活用できるフェーズフリーな公園へとアップデートを図ってまいります。
教育環境の充実
コロナ禍により中止が続いておりました中学生の海外派遣事業について、昨年8月に再開することができました。
また、中学生の英語力向上を目的に、実用英語技能検定(英検)の受験料に対する補助を開始しております。
引き続き、国内外で活躍できるグローバル人材の育成を図ってまいります。
新たな施設整備
老朽化が進む老人福祉センター「藍翠苑」と「勤労女性センター」の機能を複合化した「新たな施設」の整備については、関係者の意見を踏まえ、基本計画の策定に着手します。
また、スポーツパークについては、主な利用者として想定される若い世代の皆様を対象にアンケート調査を実施し、具体的な整備方針を定めることとしています。
『藍』
大阪・関西万博の開催まで1年余りとなり、国内外に「藍」の魅力を発信する好機を迎えています。現在、イーストとくしま推進機構と連携し、増加が見込まれる訪日観光客を対象にツアー造成を進めています。藍商人にまつわる料理や本町ならではの土産品の提供など、地域経済にも寄与する、高付加価値の旅行商品を検討してまいります。
結び
私はあらゆる世代の皆様に「藍住町に住んで良かった」と実感いただけることが、何より重要であると考えております。
そのため、まちの将来を見据えた効果的な行財政改革を推進するとともに、教育や福祉の充実、産業の振興、防災対策に全力で取り組み、活力ある自立したまちづくりを進めてまいりますので、皆様方のお力添えをお願いいたします。
今年1年が、町民の皆様にとりまして、夢と希望に満ちあふれた、すばらしい年になることを祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。