公開日 2025年01月31日
<目次>
|
新年のあいさつ(令和7年1月)
明けましておめでとうございます。令和7年の輝かしい新春を、健やかにお迎えのことと存じます。
日頃から、町民の皆さまから賜りました町政へのご協力の数々、この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
さて、年頭にあたり、現在実施しております主な事業及び、今年の取組と町政に臨む姿勢を申し上げ、一層のご理解とご協力をお願いしたいと思います。
町制施行70周年
今年は昭和30年に藍園村と住吉村が合併し藍住町が誕生してから70周年を迎えます。これを記念し、4月29日に町制施行70周年記念式典を挙行します。
また、著名人をお招きした記念講演や藍染めファッションショーであるインディゴコレクション、ロマンのかけはし・町民号による友好都市山形県河北町への訪問など、年間をとおして様々な記念行事を計画しています。
この節目に町の歴史を振り返り、私たちの町が持つ豊かな自然、伝統文化を次の世代に引き継いでいくとともに、新しい価値を創造し、持続可能な町づくりを町民の皆さまと共に進めてまいります。
防災対策
町民の皆さまの自助に対する取組の強化として、木造住宅耐震改修工事の補助金を倍増しました。これにより、安全な住環境を確保するための、負担がより軽減されます。
地球温暖化対策と防災対策
今年は、平時の温室効果ガスの排出抑制に加え、発災時の廃棄物の受入れ態勢の強化を図るため、西クリーンステーションに太陽光発電設備を設置します。
更に、公用車に電気自動車を導入し、温室効果ガスの削減や大気汚染の改善だけでなく、災害時には非常用電源としても活用してまいります。
(仮称)藍住町世代間交流施設整備事業
老朽化が進む老人福祉センター「藍翠苑」や勤労女性センターを複合化し、オープンスペースやキッズスペースなどの新たな施設機能を付加することで、多世代の交流を促し、町民の幸せやまちの賑わいを創出する施設となる「(仮称)藍住町世代間交流施設」の整備を計画しています。
昨年までに、施設の基本的な整備方針を示す基本計画(案)がまとまり、今年はこの計画案についてパブリック・コメントによる町民の皆さまからのご意見を募集します。
頂いたご意見を踏まえた上で基本計画を策定し、建物等の設計に着手したいと考えています。令和10年春のオープンを目指し、引き続き整備を進めてまいります。
教育環境の充実
令和5年度から実施している中学生の実用英語技能検定「英検」の検定料補助金制度について、昨年、対象となる級を従来の「3級以上」から「5級以上」に拡充しました。
この拡充を町の「中学生海外派遣事業」へとつなげ、国内外で活躍できる人材の育成に努めてまいります。
また、学校の管理下における熱中症事故の多くが体育・スポーツ活動中に発生していることから、学校体育館への空調設備の整備について、検討を進めています。
整備を進めることで、子どもたちの熱中症リスクの軽減を図るとともに、避難所として地域住民の皆さまが安心して過ごせる環境整備を目指してまいります。
高齢者施策
高齢者の皆さまが、住み慣れた地域で、心身ともに安心して健康でいきいきと暮らしていただけるよう、引き続き興味を持って楽しみながら参加いただける各種介護予防事業に取り組んでまいります。
子育て支援
保育所待機児童の解消や子ども誰でも通園など新たな保育施策の充実が重要であることから、本町では、私立保育所の増築等を計画しており、鋭意取り組んでいるところです。
また、不妊治療にかかる費用の助成についても、検討を進めています。
藍の魅力発信
あと約3か月で開幕となる大阪・関西万博を国内外に本町の「藍」文化の魅力を発信する絶好の機会と捉えています。
本町も徳島県の催事イベントに参加する予定としており、本町の誇るべき文化資源である「藍」の魅力を、多くの方々にアピールしてまいりたいと考えています。
結び
私はあらゆる世代の皆さまに「藍住町に住んで良かった」と実感いただけることが、何より重要であると考えております。
そのため、まちの将来を見据えた効果的かつ効率的な行財政改革を推進するとともに、教育や福祉の充実、産業の振興、防災対策に全力で取り組み、活力ある自立したまちづくりを進めてまいりますので、皆さまのお力添えをお願いいたします。
今年1年が、町民の皆さまにとりまして、夢と希望に満ちあふれた、すばらしい年になることを祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。