1月中に地にならしをして、節分直後の2月上旬苗代に種をまくのが最適とされていました、いまは3月の中旬にまいています。
2週間後の3月上旬に行う。 苗をいためないように様子を渡して抜き取っていました。
間引きのあと、苗に付く根切虫や羽虫が夜の間かけておいたよしずに上がってきたものを、たたき落として捕殺しました。
種まきから75日を経過した4月中旬から下旬に苗代から抜き取って本畑に移植します。 昔は麦をつくっていましたので、麦の間に移植していました。
こうすると麦が風よけ、日よけの役割を果たしてくれるので好都合。 今は麦を作らないので、作業を1ヶ月おくらせています。
畑は藍だけになる。 麦株を「あいがき」を牛馬にひかせて十分に整地する。 その後は土寄せが大切な作業となります。
麦刈りの7から10日のあと、肥料を根本によく施す。 肥料はにしん粕、豆粕、かりん酸石灰、チリ硝意思、硫酸アンモニア、人糞尿、諸魚粕などを利用していました。
毎年の水害で潅漑施設が流されたため、藍畑に井戸を堀り、水を汲み上げて、一面にひろげて潅水を行いました。
7月下旬から8月中旬にかけて葉藍を収穫した。 1反の藍畑に男2人、女3人ほどで作業した。 夏の苦しい作業。
収穫した葉藍は、その夜のうちに1センチほどに切り刻みます。 朝まで置くと葉が乾燥するので徹夜の作業となります。 そのためこの作業を夜切りといいます。