「すくも」は水に溶解しないので、灰汁(アルカリ液)で液状にします。 その水面にコバルト色の泡(藍の華)が立つと染められる状態になります。
藍染めは藍液中のインディゴホワイトを付着させますが、それを空気中に出し十分酸化させないと発色しません。 こうして染と酸化を何度か繰り返しながら染め上げます。
染め上げた糸や綿布は、十分に水洗いしたあと、乾燥させます。 藍は殺菌力が強いので、古くから兵衣や農良着にはとくに重宝がられました。